Benz(W124)のベストアライメントについて
初めてBenz(W124)に乗った時、その比類無き直進安定性に驚かれたことと思います。
私もその一人でした。アウトバーンを安全に走るために作られた車はやはり違うと感心しました。
それで満足していましたが、その反面、フロントタイヤの外側が早く摩耗する事実はちょっぴし残念でした。
ディーラーにアライメントの点検を2度してもらいましたが、規定範囲内とのことで、
調整の必要はないと説明が有りました。
マニュアルにもハッキリとフロントタイヤの外側が早く減ると明記されていたのでこんなものかなと考えていました。
(高速道路での直進安定性重視のため、ややトーインを多い目にして調整してあるのかも知れません)

ほとんどの方は自分でアライメント(トーイン)の調整をすることは無いと思いますが、ここではさらにこだわり
トーインの調整について手順を紹介したいと思います。さらにユーザー好みのベストアライメントを目指します。

少しずつトーインの調整を繰り返し、その結果、タイヤの外側が早く減る事も無くなり今では均等に減ります。
高速での直進安定性も満足、タイトなコーナーでオーバーステアリングになることも有りません。
平坦な道路では左右に流れることもなく、ニュートラルに走行出来ます。

調整は簡単ですがタイヤの摩耗状態のチェックも必要ですので、半年〜1年くらい時間を掛けての調整となります。
この解説は独自のものです。デイーラーの調整に満足できない方、マニアの方のみ参考にして下さい。(記2005.7)


フロント右のタイロッドです。
調整前に元の位置を復元できるように、
マーキングしておきます。

タイヤを外して撮影してますが、実際の調整は、
タイヤを外さず、リフトアップもしないで行いましょう。
ハンドルをいっぱい切った状態で止まり
フェンダーとタイヤとの間から覗きながら
十分調整が行えます。
(私の場合フロントタイヤ空気圧は2.5Kgです)
外側は六角ナットで絞り込む様に固定されて
います。

バイスで回転防止のためタイロッドを固定し、
外側のナットを緩めます。
内側の固定ナットを緩めます。
ボルトが回る場合は下のボルトのヘッドにも
レンチを当てます。
両端の固定ナットを緩めた後、タイロッドを
回転させタイヤの向きを調整します。
左の写真は右タイロッドの場合です。

回転角度はマーキングした印を目安にします。

●このように、少しずつ回転させ、直進・カーブでの
ハンドリングを試します。その都度記録を残し
ドライバーの運転環境に最適な状態にセッティング
していきます。
半年〜1年くらい掛けるつもりで気長に行いましょう。
本当のBenz(W124)の良さが得られると思います。

45度回転させた場合
推定計算は ネジ山間隔1.0mmとして両端回転しているので90度とみなし調整は0.25mm
アーム15cm、タイヤ半径30cmとするとトー(イン・アウト)の移動は約0.5mm位でしょう。
片方だけ調整すると左右どちらかに車が流れる様になります。
(これで平坦道路での車の左右の流れを調整出来ます。日本の道路は左側通行のため、
雨水排水のため道路の左肩が中央部より低く設計されています。左側走行中、わずかに車が左に
流れて走るのが普通です。広い一方通行道路で道路の右側を走り、わずかに右に流れれば○です)

左右どちらで調整するかは、タイヤの偏摩耗を見ます。
例:左フロントタイヤの外側が右タイヤの外側より早く摩耗する場合は、右フロントタイヤを外に向けるように
調整します。つまり右タイヤのトーインが少なくなる方向に回します。
タイヤ偏摩耗の程度にもよりますが、最初は90度くらい回転させると、ハンドリングの変化が
運転していて感じられると思います。

この例を参考にして、どちら側をどの程度調整するか判断して下さい。
ハンドリングが悪くなった場合は最初の位置に戻せるよう、キチンと記録を残す事が大切です。
※タイヤの空気圧は左右同じにしておきましょう。
※バイスで固定したロッド部に固定傷が付いた場合は、同じ色で部分塗装しておきましょう。
※ベンツは特に高速道路での直進安定性を重視しているのか、少しトーインが多めになっているように思います。
調整する事により、それぞれの使用環境にて最適なドライビングが可能となります。
調整完了後のトーインがいくらかは測定していませんが、調整の許容範囲内(1.8〜5.4mm)で調整可能と
思います。
(マニヤの方のみ参考にして下さい、調整はご自身の責任でお願いします)

車検でサイドスリップの検査が有ります。Benzは直進性に問題が無いにも関わらず×が出ることが
 有りますが、特例で検査員が合格印をくれます。

関係データーの紹介
フロント トー角 (合計)    0°20′
フロント キャンバー     −0°25′  ワゴン車(−0°5′)
フロント キャスター       左側10°
                   右側11°
締め付けトルク   内側ボールジョイントクランプボルト 20Nm
            外側ボールジョイントクランプスリーブ 50Nm
            ボールジョイントナット   35Nm


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交換次期に来たタイヤです。(記20090520)
均等に磨耗して、交換次期に来たので、
タイヤを外しました。
今回の交換は、ネットで新品タイヤのみ安値で
落札して、タイヤ持ち込み交換(2本)をしました。

持ち込み交換をしてくれるところは少ないですね。
数件問い合わせましたが、気持ちよく応じてくれる
お店は近くになかなかありませんでした。

交換料金は高いですが、オート後退が安心かなと
電話で交換料金を聞きますとアルミ16インチで
取り外し1050 取り付け¥1050 バランス¥525
タイヤ処分料¥300 とのことでした。
1本の交換料は2925円となります。
車からの脱着をしてもらうとさらに高くなるので、
写真の状態で積んで行きました。

ホイルの内側は、ブレーキダストで汚れている
ので、きれいに洗浄しました。

さらに、バランスウエイトを取り外しておきます。
つけたままにしておくと、古いウエイトをつけた
ままでバランスをとるところもあります。
気がつかない場合が多いですが、横着な業者
を何回かみてきました。
外したウエイト(2本分)です。
合計95gありました。

電話で交換工賃を問い合わせて、お店に行き
交換を頼むと、レジのお姉さんは交換料金を
計算して1本4450円と言いました。

来る前に電話で料金を聞いて来た。ずいぶん
高いがなぜかと聞くと、料金表を持ち出してきて
間違いありませんの一言。 電話で聞いた人の
名前を告げてその人に来てもらうよう言うと、
今度は、ピットの人に料金を聞いてくださいと
言い出しピットの人と話をすることに・・。
ピットで交渉すると、電話で聞いた料金と同じ金額
でしたので、作業してもらうことになりました。
交換料金を明示していなくて、料金が曖昧な
販売をしています。ぼったくられる人も多いの
ではと思います。 注意が要りますね。

気になる点がもう一点。
ピットの人はタイヤ交換作業前に交換料金の
清算をしてくださいというので、やむなくカードで
清算を済ませたが、本来は交換が完了して
持参したタイヤが間違いなく取り付けられて
いるか確認してから支払いを済ませるのが
正常な商取引ですね。
何かの参考になりましたでしょうか?